婚活の進め方、結婚相談所の選び方、お見合いから交際、ご成婚までの各段階で迷いやすい点について書いています。名古屋で実際にご相談をお受けする中で、よくいただくご質問をもとにした記事が中心です。

結婚してから好きになるってアリ?昔のお見合い結婚と今の婚活
「好きな人と結婚したい」
そう考えるのは、今ではごく自然なことかもしれません。
しかし、昔の日本では、結婚相手を家族などの紹介で決める「お見合い結婚」が一般的でした。私たちの祖父母の世代にも、お見合いをきっかけに夫婦となり、長い年月をともに過ごしてきた人たちがいます。
一方、現代の婚活では、年齢や年収、価値観などの希望条件が合っていても、「好きになれない」「恋愛感情が湧かない」という理由で結婚を迷うことがあります。
では、結婚するためには、最初から相手を好きになっている必要があるのでしょうか。
今回は、昔のお見合い結婚と現代の結婚観を比較しながら、結婚してから育まれる愛情や、結婚相手を選ぶうえで大切にしたいことについて考えていきます。
◆昔はお見合い結婚が当たり前だった?戦前の結婚事情
現在では恋愛を経て結婚することが一般的ですが、かつての日本では「お見合い結婚」が主流でした。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、昭和初期には結婚した夫婦のうち、約7割がお見合い結婚だったとされています。
その背景には、当時の「家制度」が深く関係しています。
戦前の日本では、結婚は本人同士だけの問題ではなく、家と家を結びつけ、家名や家業を次の世代へ引き継ぐという役割も担っていました。そのため、恋愛感情よりも家柄や生活環境、親族の意向などが重視されることもありました。
もちろん、お見合い結婚だからといって恋愛感情がなかったわけではありません。
結婚前に好意を持つ人もいれば、夫婦として暮らすなかで愛情を育んでいく人もいたでしょう。
一方で、本人の意思より家族の意向が優先されることもあり、必ずしも自由に結婚相手を選べる時代ではありませんでした。
昔の結婚では、相手を好きになってから結婚することが、必ずしも前提ではなかったんですね。
◆昔はお見合い、今は恋愛?結婚相手を好きになるタイミング
お見合い結婚が主流だった日本ですが、戦後になると結婚のあり方は少しずつ変化していきました。
高度経済成長期には、進学や就職をきっかけに親元を離れる人が増え、学校や職場などで異性と出会う機会も広がりました。
また、戦後の家制度の廃止や社会の変化によって、結婚相手を自分の意思で選ぶという考え方も広まっていきます。
こうした変化とともに、結婚相手を選ぶ際には、家族や親族の意向だけでなく、本人同士の気持ちがより重視されるようになっていきました。
そして現代では、結婚前に交際を重ね、お互いを好きになってから結婚するという流れが一般的になっています。
しかし、結婚相手を自由に選べるようになった一方で、「条件は合うのに好きになれない」「もっと好きになれる人がいるのではないか」と迷うこともあります。
結婚する前に相手を好きになっていることが当たり前になった現代だからこそ、恋愛感情が結婚を決めるうえでの大きな判断材料になっているのかもしれません。
◆「好きになってから結婚」は当たり前?昔と今の結婚観の違い
現代では、「好きな人と結婚したい」と考えることは、ごく自然なことです。
相手に恋愛感情を抱き、交際を重ねてから結婚を決めるという流れに、疑問を持つ人は少ないでしょう。
しかし、婚活では、この「好き」という気持ちが結婚への大きな壁になることもあります。
年齢や年収、性格、価値観など、希望する条件を満たしている相手と出会っても、「いい人だけど好きになれない」「結婚相手としては申し分ないのに、ときめかない」と悩む人もいます。
では、結婚相手への愛情は、結婚を決める前に十分に育っていなければならないのでしょうか。
相手を好きになるタイミングは、人によって違っていてもよいのかもしれません。
◆結婚してから愛情が育つこともある?
「結婚するなら、心から好きだと思える人がいい」
そう考えるのは自然なことですが、夫婦の愛情は、必ずしも結婚前に完成しているものではありません。
最初は強い恋愛感情がなくても、一緒に生活するなかで相手の優しさや思いやりに気づき、少しずつ愛情が深まっていくこともあります。
例えば、体調を崩したときにさりげなく家事を代わってくれたり、困ったときに親身になって話を聞いてくれたり。何気ない日常の積み重ねによって、相手への信頼や安心感が育まれていくこともあるでしょう。
恋愛中のドキドキする気持ちとは違っていても、「この人と一緒にいてよかった」「これからも支え合っていきたい」と感じることも、夫婦の大切な愛情の形です。
ただし、結婚すれば自然に相手を好きになれるというわけではありません。
相手に対して強い抵抗感があったり、一緒に過ごすことを負担に感じたりする場合には、結婚後に気持ちが変わることを期待して、無理に関係を進める必要はないでしょう。
大切なのは、結婚前にどれほど強く好きになっているかだけではなく、相手を尊重できるか、安心して一緒に過ごせるか、そしてこれからも関係を築いていきたいと思えるかということです。
愛情は、結婚するための条件であると同時に、結婚してから二人で育んでいくものでもあるのかもしれません。
◆好きという気持ちだけでは決まらない、結婚相手の選び方
結婚相手を選ぶうえで、「好き」という気持ちは大切なものです。しかし、恋愛感情の強さだけで、その後の結婚生活が決まるわけではありません。
どれほど好きな相手でも、金銭感覚や生活習慣、将来の考え方が大きく異なれば、一緒に暮らすなかで難しさを感じることもあるでしょう。
反対に、出会った当初は強く惹かれなかった相手でも、会話を重ねるうちに人柄や価値観を知り、少しずつ好意が育っていくこともあります。
だからといって、条件が合うだけで結婚を決めたり、好きになれない気持ちを無理に押し込めたりする必要はありません。
大切なのは、「今どれくらい好きか」だけでなく、「この人とどんな毎日を過ごせそうか」という視点を持つことです。
意見が違ったときに話し合えるか、困ったときに支え合えるか、何気ない時間を心地よく過ごせるか。そうした日常の相性も、長い結婚生活を考えるうえでは大切な判断材料になります。
昔のお見合い結婚と現代の恋愛結婚では、相手との出会い方や結婚に対する考え方が大きく異なります。しかし、どの時代であっても、夫婦の関係は結婚した瞬間に完成するものではありません。
結婚は、二人で新しい生活を始めるスタートでもあります。
最初から強い恋愛感情がなくても、相手を知り、信頼を重ねながら愛情を育んでいく。そんな結婚の形があってもよいのではないでしょうか。
◆まとめ|結婚相手を好きになるタイミングは人それぞれ
昔のお見合い結婚と現代の恋愛結婚では、結婚相手の選び方や、結婚に求めるものが大きく変わってきました。
かつては結婚してから夫婦としての関係を築いていくこともありましたが、現代では「好きになってから結婚する」という考え方が一般的になっています。
しかし、婚活で出会った相手を、最初から好きになれるとは限りません。
「条件は合うけれど、ときめかない」「いい人だけど、恋愛感情が湧かない」
そんなときは、すぐに結論を出すのではなく、もう少し相手を知ってみるのも一つの方法です。
もちろん、無理に好きになろうとする必要はありません。
ただ、結婚するほど好きになれる相手かどうかを、出会ったばかりの段階で判断するのは難しいものです。
恋愛感情だけでなく、一緒にいて安心できるか、自然体で過ごせるか、これからも関係を築いていきたいと思えるか。
そんな視点も大切にしながら、自分に合った結婚相手を見つけていきましょう。
名古屋の結婚相談所アモーシェでは、お相手への気持ちや結婚に対する迷いについても、カウンセラーに相談しながら婚活を進めることができます。
「条件は合うけれど好きになれない」と悩んだときも、一人で答えを出そうとせず、自分に合った結婚相手の選び方を考えてみてはいかがでしょうか。

